チュードルのダイバーウォッチ「サブマリーナ」の良品をご紹介致します。ロレックス製の"Ref.5513"と同じデイト表示のないスタイルで、オイスターケースやリュウズも共通ですが、文字盤にはいわゆる「小バラ」のブランドロゴがプリントされ、6時側の自動巻きである事を示す表記もチュードルならではの"SELF-WINDING"となっている点が外観上の違いです。

ケースはスクリュウバックの防水型で回転ベゼルを装着しています。全体的に使用感があり、裏蓋の傷は少々目立つかも知れませんが、おおむね良好ではないでしょうか。文字盤は大きなダメージもなく、十分過ぎるほど良好なコンディションを保っています。ミラーフィニッシュでもなく、マット仕上げでもない、独特の質感です。針一式はそれなりに経年変化を感じさせますが、こちらも十分かと思います。文字盤の夜光部分が適度に日焼けしており、ほど良いヴィンテージ感を醸し出している点が大変魅力的です。

オートマチックのムーヴメントはロレックスが設計や製造に関わっていると言われる両方向巻き上げの"Cal.390"を搭載しています。ローターの形状をはじめ、ロレックスの"Cal.1030"と類似した特徴を持っている点が特徴。チュードルは後にETA製のムーヴメントに統一されるようになりますが、年代物らしい個性を持ち、希少性等の面で何かと評価されているモデルです。ムーヴメントもコンディション良好です。やや後年の巻き込みタイプのオイスターブレスレットを装着していますが、12コマ揃っていますので、大抵の方は問題なくお使いいただける長さではないでしょうか。

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