ハミルトンがイギリスの軍用として納入した手巻きモデルをご紹介致します。裏蓋のないワンピース構造のケースを採用する事で気密性を高めている点が特徴です。やはり軍用らしい視認性の高い文字盤や針のデザインが一番の魅力です。

手巻き式にしてはやや厚みのあるケースですが、大き過ぎず、小さ過ぎないちょうど良いサイズ感だと思います。全体的に使用に伴う細かな傷があるものの、いわゆるオリジナルコンディションを保っており、製造当時からの自然な雰囲気を保っています。文字盤も大きなダメージ等はなく、大変良好です。"CWC"でも同タイプが存在していますが、ケースの形状や文字盤のデザイン、ムーヴメントまでまったく同じと言って良いかと思います。

シンプルな手巻きのムーヴメントはETAのもの。年式が新しめなので、メンテナンス性も高く、精度面でも期待が出来ます。ミリタリーウォッチらしく、セコンドセッティングの機能を備えていますので、リュウズを引いて時刻を合わせる際には秒針が停止する仕組みになっています。NATO軍スタイルのナイロン製ストラップを装着。比較的気軽に普段使いしやすい一本ではないでしょうか。

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